診察曜日 | 担当医 |
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月曜日 午後診察 | 任 智美 |
木曜日 午前診察 | 任 智美 |
木曜日 午後診察 | 任 智美、 大舘 たかえ |
味覚障害とは
症状としては、「味が分からない」「食事の味が変だ」「口の中にずっと変な味がしている」等といった訴えをされる方が来院されます。味覚障害の原因としては、原因のよく分からない特発性味覚障害や、薬剤によるもの、風邪の後に発症するもの、心因的な要因により発症するものなどがあります。亜鉛の欠乏している症例も多く、亜鉛を補う治療や、その他それぞれの原因に応じた治療を行っています。発症から加療までの期間が長くなると、改善しづらくなり、また改善するとしても加療に時間がかかる傾向にあります。味覚異常があれば、早めに受診をしていただければと思います。
対象疾患
味覚障害 | 味覚低下、消失、自発性異常味覚(何も食べていないのに常に苦い。など) 異味症(何を食べても苦い。など)、味覚過敏など |
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口腔乾燥 | 口が渇く、唾液が出にくい。 |
舌 痛 症 | 舌がひりひりする。 |
そ の 他 | 口腔内違和感など |
検 査
当科では全例に対して、下記の検査を行なっております。
味覚検査 |
![]() 【 電気味覚検査 】 極軽度の電流を流して神経の伝達をみます。(ペースメーカーの人は不可です) ![]() 【 濾紙ディスク法 】 甘味、塩味、酸味、苦味の4種類を舌の上にのせ、どの濃さでわかるかをみます。 |
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全口腔法 | 溶液を口全体で味わってもらい、何の味かを答えてもらいます。 |
唾液検査 |
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血液検査 | 欠乏すると味覚障害をおこすといわれている亜鉛や鉄の測定、また貧血など他疾患がないかを調べます。 |
舌の観察 | 舌にできものや炎症がないか、また構造や血流の状態をみます。 |
アンケート | 精神状態についてのアンケートです。 |
症状に応じて、下記の検査も行なっております。
唾液腺 シンチグラム |
唾液腺機能を評価します。 |
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嗅覚検査 | においについて調べます。 |
その他、CTやMRIなど
治 療
味覚障害 | 亜鉛内服療法、漢方治療、向精神薬などを用いて治療します。 |
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口腔乾燥 | 唾液促進剤、漢方療法、人工唾液、潤滑剤などの対症療法を行います。 |
舌 痛 症 | 原因が明らかな場合、原因疾患に対する治療を行います。 器質的異常がない場合、ストレスや癌に対する恐怖などからおこる場合もあり、 その場合は漢方薬や抗不安薬などを用いることもあります。 |