はじめまして。平成27年入局の篠田裕一朗です。

この文章を読まれている先生方は、耳鼻科医になりたいが、どこに入局するか、耳鼻科？他科？と悩まれているのではないかと思います。そんな先生方に、当医局のことでの研修やおすすめポイントなど、自分の経験談を踏まえ書かせていただきました。少しでも参考になればと思います。

私も研修医2年目の時に入局先ですごく悩みました。
私の実家は耳鼻科で開業をしており、入局先の候補として耳鼻科は挙がっていましたが、研修医の時に内科や外科をはじめ様々な科をローテした時に、耳鼻科という専門性の高い科へこのまま進んでよいのだろうか、内科などで一般的なことができるようになってから、転科した良いのではないかと悩みました。そこで耳鼻科の先輩医師へ、悩んでいる事や耳鼻科で気になることを全て直球で聞きました。
うちの医局の先生方は、全て包み隠さずに質問を答えてくれ、気持ちがすっきりと晴れ、当医局へ入局を決めていました。専門性が高い耳鼻科は、他科では診察することができず、よく他科の同期や先輩・後輩から相談の連絡が来ます。総合的に診れる方がよいのではと思っていましたが、現在ではそのように頼られる分野であり、少し誇らしく感じます。

私は入局後2年を大学で働き、1年間を関連病院で一般耳鼻科や幼児難聴を学び、現在は大阪国際がんセンターに勤務しており、頭頸部外科医として働いております。
他の先生のメッセージにも書かれておりますが、大阪国際がんセンターは国内屈指の症例数であり、日々頭頸部癌の患者さんと向き合いながら、忙しい日々を過ごしています。ここでは頭頸部癌についての基本的な考え方や手術・病棟での管理など基礎となるところが学べ、自然と身体に染み込んできたと思います。歴代の腫瘍チームの先輩方も大阪国際がんセンター(成人病センター)で修行をされており、頭頸部外科に興味がある先生方は凄く勉強になり、刺激になると思います。

最後に当医局のおすすめポイントをお伝えします。なんといっても兵庫医科大学　耳鼻咽喉科・頭頸部外科の医局は、雰囲気が良く、仲が良いです。仲が良いという言い方が正しいかはわかりませんが、先輩後輩の関係性はもちろんありますが、チームの垣根を超え、相談しやすく、わからないことがあれば、上の先生が丁寧に教えてくれます。
もちろん時には厳しいことを言われることもあるかと思いますが、それは医療の現場では仕方ないことかと思います。そのようなことがあっても、医局に戻ると和気あいあいとしており、他科の先生や他大学の医局の先生からもよく「耳鼻科はホント楽しそうですよね」や「兵医ってホンマ仲ええよな～、楽しそうやわ」などと言われます。休日に皆でゴルフをしたり、飲みに行ったりなど若手だけでなく関連病院の部長や大学のスタッフの先輩方も含めて行います。
こんな医局は聞いたことないです。ここに関しては他の医局に絶対負けないと思います！！　

長い文章を読んでいただきありがとうございます。
当医局が気になる方は是非一度見学に？遊びに？来てください！先生方が悩んでいることや気になることなど全てぶつけてください。包み隠さずお答えし、少しでも手助けができればと思います。最終一緒に働くメンバーになってくれることを楽しみにしています！